ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.9.5 13:03ゴー宣道場

予定調和を排して、過激にやる


あと6日、11日が「ゴー宣道場」だが、譲位と典範改正を

二段構えでやるという案が政府内で浮上しているという。

 

これは譲位だけで済ませて、皇太子殿下を作らないという

ことになる。

典範改正を先延ばしにして、いずれ忘れさせ、葬り去る

つもりに違いない。

 

こうなったら、今までブログで発表してきた「ゴー宣道場」

の構成も、いったん白紙に戻す!

 

もっと過激な議論をしなければならない。

仲間内で同じことばっかりしゃべるというのも、ダメだ。

その場で初めての議論をやらねばならない。

外部への訴求力を高めるには、内部での予定調和を排する

ことだ。

 

男系派との討論形式にしても、「朝ナマ」のようになるだけで、

議論の結果が世論にも影響を与えない。

それどころか、司会者が議論の決着がつかないから先延ばし

にした方がいいと、首相に進言しに行くようなバカバカしい

ことになるだけだ。

 

そもそも議論の結果で、双方の折り合いがつく話ではないのだ。

そうなると日本会議のように、政権にロビー活動をしていた

方が勝ちになるだけである。

 

なにしろ、天皇陛下があれだけリスクを冒して発言されても、

政権は平然と無視するのだ。

天皇陛下を軽蔑している政権に、何を言っても無駄だ。

だが、我々が日本会議のような「運動」をやるわけには

いかない。

現場を持つ庶民は「運動」なんてやれないのだ。

 

「議論」の訴求力を高めるためには、お行儀のいい会話で

済ませてもダメだ。

11日の「ゴー宣道場」は、わしが議論をリードしていく。

師範たちに、次々に指名して、問題提起していく。

 

タブーな話もやらねばならぬし、人格攻撃もやらねば

ならない。遠慮することはない。

皇室の話だからとお行儀よくやるのは止めよう。

行儀の悪い奴らが政権に影響を与えてるじゃないか!

 

過激過激と言っても、そもそも「天皇」とは何か?

「伝統」とは何か?

天皇個人は器に過ぎなくて、男系血脈こそが大御心と

するイデオロギーは正しいのか?

「皇室」は続くのか?

というところまで踏み込んでいく。

 

そして言っておくが、国民の関心を喚起するために

わしは何よりも優先させて『ゴー宣special』を描きおろす

ことにした。

どんな内容を描くかは明かせないが、作家として戦うしか、

やるべきことはない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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